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(株)外構職人ナカシマ ロゴ




 「ピンポーン こんにちは、OO建設の中島です。」

 私はもともと住宅の営業をしていました。

 住宅とは、
 「一生に一度の幸福の城」
 それは、命を担保にてにいれるほどのもの。

 そんな城を売るのだから、中途半端な気持ちでは
 携わってはいけない業種だと思います。


 そんな新人営業マンのとき、
 ある74歳のおじいさんと知り合いました。
 長年の夢である大黒柱のある家を建てたいと。
 初めての訪問は雨の日の夕方でした。

 おじいさんは、
 雨の中よくきてくれたと歓迎してくれ、
 いろいろな話に耳を傾けるうちに
 次第に心が通い始め
 いろいろな話をしてくれました。
 戦争の話、昔の仕事の話、孫の話。

 契約し、
 建前になったとき大工の棟梁は社長に言いました。
 「この大黒は、
 しっかり乾燥してないから直ぐに割れる。」
 しかし、聞く耳をもたずして工事は進んでいきます。

 完成も近くなり大黒柱をほごしてある紙をはずすと、
 玄関から一番みえるところにヒビが!

 私は大変ショックでした。
 大工さんもショックでしたが、
 そのおじいさんはもっとがっかりしたことでしょう
 しかし、
 おじいさんはいい人で私たちには怒りませんでした。

 それが、私は、またつらく感じたのです。

 私がまだ23歳のときの話です。