デッキについて


「え~ リビングが広くなったみたい!」

瀬戸市で以前、デッキをつくられた方は
デッキつくりで成功をしました。

そのときのポイントは
こんなことでした。

では、そのときの
再現VTRです。

どうぞ!

*******


お客様 

 「デッキが欲しいんですけど~。」

 


ナカシマ 

「はい。デッキもいろいろな材質があるんですよ。大きく分けると、天然の木のものと木の粉をまぜた樹脂素材とあるんです。天然の木の良さはなんといっても、木の味ですね。節とか、木目が温かみも感じれるという人にはお勧めです。人工木のいいところは、やっぱり手入れが楽で長持ちするところにあります。」


お客様  「木だと塗り直しって大変ですか? どれくらいもつんですか?」


ナカシマ 

「そうですね、木の質にもよりますが、レッドシダーで1年に1回は塗り直しをした方がいいですね。表面の色がはげてくるので、塗り直しは絶対必要です。どのくらいもつといわれますと、そのデッキをつくる場所、環境、質にもよるのと、公共に出されているデータというものがないので、一概には言えないですけど、レッドシダーで7年くらいとはいわれています。まめに塗り直しを、楽しみながらやってくれる人には天然木がお勧めですね。私も、塗り直しセットをお客様にお渡ししているのですが、車のワックスがけをやるのと同じくらい、と言われる方が多いので、そんなに、大変なものではないですよ。」   


お客様  

「でも、私たち、ものぐさ夫婦なんですよ。」


ナカシマ 

「そうですか、樹脂のものだた、値段はだいたい1.5倍くらいでできますので、毎年の塗り直しが、1万円だとすると、長い目でみれば、お得ですね。ただ、車でも何年もすると、色が褪せるように、人工木デッキもいろあせはあります。」

「一度、こちらのデッキだといくらくらいするのか、それぞれのポイントも、まとめてみましょう」



天然木のデッキ   

・SPF (ホームセンターでよく売られている、木)

スプルス・パイン・ファー材のことです。日本語にすると松のようなものなので、反るのが大きいかな。塗り直しをいっぱいすれば、なんとか・・・安くできるのが、いいところです。

耐久性を考えるならあまりおすすめはしません。
          


・レッドシダー (米杉材)
          
 施工性がよくて、ある程度丈夫で、価格も手頃と一番人気があります。人工木デッキにはない、歩いた時の柔らかさ、温かみを感じますね。ただ、毎年の塗り直しをしないと色が剥げてきます。節が取れたり、ささくれもでるので、それを味として楽しんでくれる人なら満足いくでしょう。 材木には、もともとやわらかい部分があるので、そこが、将来腐ってきやすいので気をつけましょう。

約4m*2m で 約130,000円くらい



・エコアコールウッド (国産材に樹脂を注入し耐久性を高めたもの)(おすすめ)

施工性もよく、感触もよく、耐久性も高いというものでおすすめの素材です。広島の厳島神社にも採用されているほど、水に浸かっていても、何十年も腐らない材木。ハードウッドに比べて、割れも非常に少ないので、安心です。

価格的にレッドシダーより高くなり、ハードウッド、アルミメーカーの樹脂デッキと同じくらいの値段になりますが、腐らないので、メンテナンスとしては、色あせが気になる部分をたまに塗る程度で
良いですね。 耐久年数17年以上、設計理論上90年もつといわれているのは、すごすぎです。

約4m*2mで 約18万円くらい




高耐久木材(ハードウッド) 南洋材など
(イペ、パオロペ、ウリン、アイアンウッド、セランガンバツ、サイプレス、イタウバなど)


公共の水辺などによく施工されている堅い木です。東京ディズニーシーのデッキは、確か、ウリンだったでしょうか、愛知県内の公園で数年前に池の中につくったデッキをみましたが、経年変化だけで、全然腐っていません。他の木では、考えられない耐久性です。

実際に施工したときには、コーススレッドをそのままうつと、ねじの頭が切れたり、木材が割れたりと大変になりました。専用の皿とりのついた下穴用ビスを使って、私は施工しています。

値段は少々アップですが塗りなおしを必要としないのでお得ですね。イペ、ウリンなどは、もともとの木の色が濃いため、薄い色の着色は苦手です。高級感のある焦げ茶が一般的ですね。

ウリン(アイアンウッド)は赤い樹液が出てくるので、フェンスに使うときは、隣近所に迷惑のかからないところに施工しましょう。薄い色が好みの方は、セランガンバツや、サイプレスなら、いいのでは。

塗装なしでも、腐らないのですが、自然に色が落ちて、褐色系の色になるものが多いです。無塗装でもいいという方は、塗装費が浮きますので、案外、お値打ちかもしれません。一度、サンプルをみて検討されるとよいでしょう。
  
ちなみに、この手の硬い木は、よく反ります。割れや、ヒビも一杯入ります。でも、耐久性にはあまり問題ないとのことです。

細かい造作作業が難しいので、手の込んだRのラティスはあまりみません。比較的簡単な、クロス格子の手摺か、板塀の手すりが無難ですね。
         
約4m*2m で 約180,000円くらい

 



樹脂素材人工木

YKK リウッドデッキ

デッキ幅200㎜、隙間3㎜施工。色は4色あります。デッキ材の厚みは薄いのに強度があるのが特徴ですね。デッキ材どうしの隙間が狭いので、物が落ちにくく、光も下にもれないので雑草が生えにくいと、いろいろ考えられているメーカーだと思います。

約4m*2m で 約180,000円くらい



LIXIL 樹ら楽、木調

デッキ幅176㎜、隙間5㎜。色は木調4色、人工木5色とあります。木調タイプのデッキ材表面に溝をつくって木の雰囲気を出したものが、少し価格はあがりますが、人気があります。幕板がAとBと厚さの違うものがあるので、コスト重視派には、薄い方を。重厚感、反りなどの耐久性を求めるなら、幕板Aがよいですね。


約4m*2m で 約190,000円くらい


タカショー エバーエコウッドなど

エバーエコウッド2、グランデなど幅、厚みいろいろなタイプを販売しています。デッキ材の幅は145㎜~195㎜。厚みは30㎜~60㎜。グランデになってくると、幕板を使用しない重厚な高級デッキとなります。

他社と一番違うのは、デッキ材どうしの隙間がないこと。カラーは4色です。
         
約4m*2m で 約190,000円くらい


三協 ひとと木2

デッキ幅が204㎜と一番大きい。色は標準色4色+木目食2色です。LIXILの木調とはまた違う表面加工をした木目床板があります。飽きがこないリアルな木質感というのが売りですね。デッキ材の隙間は6㎜ということで人工木デッキの中では、標準的。幕板の熱で反ってしまうのを取付金具で吸収するという機能が、過去のクレームを商品に反映していて、良いメーカーだなと思います。



など、どのデッキが良いかは、その人その人違うので、
これだ!と断言はできません。
ただ、最近ではどのメーカーも商品を進化させていますが、真夏には、床がかなり暑くなります。
裸足では、やけどをしてしまう可能性もあるので、気をつけましょう。

オーニングやテラス、パーゴラも考えてデッキを計画していけば、
使える時期の長いものに仕上がりますね。

また、せっかくつくるのですから、
デッキに名前をつけて、
何に使うためのデッキにするのか、しっかり考えて設計していくことを
オススメします。

ですので、私の図面には、
ただ、「ウッドデッキ」とは書かず、

「お子様のスイカデッキ」
「夏にはプールデッキ」
「ご主人様のスモーキング癒しデッキ」
「お友達と遊ぶデッキ」

などのように、それぞれ、名前がついています。





<施工におけるポイント>

私の小冊子の「こだわりの仕上げ」にもありますが、デッキのポイントはその下にあります。

なにも考えずにデッキをつくると、草が生え、水がたまり、ジメジメと長持ちもしません。

手入れのしていない別荘地のデッキでたまに、デッキの隙間から草がニョキニョキといったところも

下の隙間は30CMくらいなので、もぐって草取りはちょっと・・・

一番の方法はコンクリート打ちをしっかり水勾配をとって行う。
それか土を水勾配をとって整地したあと防草シートを敷いて、その上に砂利をいれる最低でも砂利いれだけはしましょう。

つづきは打ち合わせ後にお話したいと思います。